福井県ならでは!箱の水ようかんを食べた事がありますか?

福井県といえば水ようかんが有名なのをご存じでしょうか。
水ようかんはのどごしが良くておいしいですよね。
でもちょっと福井県の水ようかんは他の地域で当たり前とされている水ようかんとちょっと違うのです。
このページでは福井県の水ようかんについてお話します。

 

福井県の水ようかんはおすすめの時期も見た目も違う!

水ようかんというとどのようなイメージがありますか?
一般的には何口かで食べ終わる程度、ちょうどお茶菓子位のサイズの容器や缶に入っている感じでしょうか。
そして夏の暑い時期に冷やして食べる「涼菓」「水菓子」という印象だと思います。

 

水ようかんを食べる時期について

福井県では水ようかんというと冬に食べる傾向というか風習があるのです。
こたつでミカン…ではなく「こたつで水ようかん」という感じです。
冬の寒い時に暖房が効いている部屋で食べる水ようかんは格別です。
実はこの習慣、福井県だけではありません。
京都や滋賀といった近畿エリアでは冬にようかんを食べる風習があります。

 

冬に水ようかん…その理由とは?

福井県の水ようかんは糖度が低めで食べやすいという特徴があります。
糖度が低いという事は、その分保存が効きにくいというデメリットもあるのです。
特に冷蔵庫がない時代は、冬に廊下や納屋などの気温が低い場所に置いていました。
福井県の冬は0〜10度程度の気温の日が多いので、冷蔵庫代わりに使用する方法はある意味、丁度良いと言えるかもしれません。
こういった環境や水ようかんの特徴から、福井県では冬に水ようかんという風習が残っているのかもしれません。

 

福井県の水ようかんは常識を超えるサイズ

そして福井県の水ようかんといえば一番インパクトがある部分、それはサイズです。
福井県の水ようかんは箱に入っています。
小さい箱ではありません。
もうちょっとしたお弁当箱位…よりも大きめのA4サイズ位の箱に水ようかんが入っています。

 

水ようかんはお一人様一箱が当たり前!?

そしてここが他の県の方たちに驚かれる事なのですが、箱に入った水ようかん。
何人かで分けるような見た目かもしれません。
でも、基本的に1人で1箱食べられてしまうおいしさなので、基本的にお一人様一箱という感じになります。
「食べられるものですか?」と驚かれるかもしれませんが、つるっとのどごしが良い味わいなので、気がついたら一箱普通に食べ終わっていたという人も多いのです。

 

福井の水ようかん「でっちようかん」

福井の水ようかんは別名「丁稚ようかん(でっちようかん)」と呼ばれています。
大正・昭和の時代にかけて行われていた丁稚奉公の時代からあったといわれる羊羹です。
丁稚ようかんの始まりは諸説あり、京都へ奉公に行っていた丁稚が帰郷する際にお土産として羊羹を持ち帰って広まった説があります。
その当時は練りようかんが一般的でしたが、奉公先の練りようかんを改良して丁稚用のようかんとして作られたという説もあります。

 

昔は木箱で水ようかんが作られていました

1950年代には駄菓子屋さんなどのお店の軒先で漆の木箱に流したようかんが切り売りされていたといわれています。
現在、よく見かけるようになっている紙箱に水ようかんが入っているスタイルは1960年代ごろからのようです。
1970年過ぎたあたりから一般的な福井の水ようかんともいえるA4サイズで高さ2センチサイズの厚紙で作られた紙箱で販売されるようになりました。
昔は1箱だけで購入というより、10枚で束ねられているものを10枚、20枚単位でまとめ買いといった購入方法だったようで、年末年始に親戚が集まった時や、大人数での集まった酒の席の最後に出されて食べれられていました。
福井県の人たちにとっては馴染みのある食べ物だったんですね。
ここ最近では、プラ容器に入ったものや、小さ目の食べきりサイズで販売されているものもあります。

 

昔ながらのパッケージが親しみを持てる

福井で昔から親しまれている水ようかんはパッケージにも注目。
昔懐かしい感じのパッケージのものが多いです。
色々と食べ集めているという人はパッケージをコレクションしている人もいるくらいです。
やっぱりお店によって違いが出てくるので色々なお店のようかんを試してみたくなりますよね。

 

福井県ならではの水ようかん、味わってみませんか?

福井県発祥の水ようかん、食べてみたい!と思いませんか?
永平寺そば極では、永平寺町産玄そばを使用した「永平寺そば 手打ち十割生そば 4人前」もおすすめですが、一緒に食べられるデザートも一緒に販売しています。
水ようかん羽二重餅」はメディアでも紹介されたことがある和スイーツ。
福井の銘菓羽二重餅と水ようかんをコラボレーションさせていますので、是非味わってください。
材料を絶妙なバランスで練り上げ、なめらかで伸びが良い味わいは一度食べるとまた食べたくなってしまう味です。
通販でのお取り寄せも可能なので、ご自宅で夏は冷やして、冬はこたつに入りながら水ようかん羽二重餅を食べてみてください。
そして冬季限定でおすすめがもう一つ。
【冬季限定】だるまぷりん ぷれーん・水ようかんセットがあります。

日本一縁起が良いと言えるだるまぷりん。
見た目も愛らしいです。
冬季限定で、とろーりした食感のだるまぷりんの上に水ようかんを流し込んでいます。
福井県の水ようかんは黒糖を使ってすっきりとしているので、だるまぷりんとの相性も格別なのです。
こちらも機会がありましたら食べてみてください。

【冬季限定】だるまぷりん ぷれーん・水ようかんセットはこちらです

【期間限定】和だるまぷりんセット おこめ・水ようかん・まっちゃ各2個入セットはこちらです。

 

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