越前そばの食べ方はご自由に!そば通の人たちはどのようにそばを味わっているのか?

そばの楽しみ方、食べ方は人それぞれ。
たまに「そば通」という言葉を見かけますが、そば通の人はどのような食べ方をしているのでしょうか?
そば通と呼ばれる人たちのそばの食べ方については、色々な食べ方があるようです

そば通だねぇ!といわれる人も

”(通・つう)ある領域の趣味・道楽について精通していること”

※goo国語辞書より引用

という意味合いもあるように、そば通の場合は、そばに精通している人の事を言っている場合が多いです。
そばやそばの食べ方についてこだわりがあるとつい「そば通だねぇ!」と思える人も多くいらっしゃいます。

そば通と呼ばれる人のおそばの食べ方

おそばの食べ方について、そば通と呼ばれる人の食べ方をいくつかご紹介します。

 

もりそばを頼むという噂もちらほら

 

よくそば通の人はもりそばを食べる事が多いと聞きます。
必ずしもそうだという事は無いと思うのですが、おそらくそばを味わうにはもりそばが一番良いと考える事も出来ます。
温かいそばだと汁がかかっている状態です。
もりそばだとめんつゆとそばがそれぞれ別の状態で出てくるので、そばの風味をそのまま味わいたいという人にとっては都合が良いという点も考えられます。
これらの理由からそば通はもりそばを頼むという話が出てくるのかもしれません。

 

最初は何もつけないで食べる

 

そば通の人がそのお店のそばの味を確認するための食べ方と言えます。
そばを食べる際に最初の1本、(もしくは2〜3本という人もいます)何もつけないでそのまま蕎麦だけを味わいます。
中には塩をつけて塩味で食べるという人も。
そばつゆにそばをつけてしまうとそばつゆのだしの香りがプラスされてしまうので、最初はおそばのみで味わうのが良いでしょう。
永平寺そば極の店主としてもおすすめの食べ方になります。

 

そばつゆを確認する

 

最初にそばの風味を味わってから、次にそばつゆの味を確認するという人もいます。
よくそば通の食べ方で、そばをめんつゆにちょっとだけつけて食べるという食べ方を聞く事があります。
そばをめんつゆにつける割合も個人差によって違います。
半分程度つけるという意見もありますし、2割から3割程度しかつけないという意見も。
そばつゆは関東風、関西風で味の濃さも違ってきます。
関東風のつゆだと味付けも濃い目になりますし、関西風のめんつゆでは色も薄く味付けも控えめな濃さです。
実際に関東風の味付けが濃いそばつゆは全部つけてしまうと味がわからなくなる可能性があります。
そばの風味を味わう目的も含めて、部分的に浸しているという習慣が出来たのでは無いかと考えられます。
そばつゆの味は醤油の風味、そしてダシの風味を味わうという程度で少量、舐める程度で確認をしてみると良いでしょう。

 

そばは途中で噛まずに一気にすする

 

食べ方についてですが、そばの風味を楽しむためという目的で途中で噛み切らずに一気にすするという味わい方もあるようです。
そして本来、他の食品で言えばマナー違反にあたりますが、そばに関しては音を立ててすすって食べるのが常識とされています。
これはすする事で、そばの香りを味わう事が出来るという理由です。
また、すする食べ方は適度にそばつゆも一緒にすする事が出来るという利点もあります。
ただ、この部分に関しては一概に言えません。
十割そばは風味も良いし、歯ごたえも良い。
ただ、中には「噛めば噛むほどそば粉の香ばしさが伝わってくる!」と思いながら良く噛んでそばの味を楽しんでいる人もいるので、食べ方は自由ではないかと思います。

 

薬味の使い方は個人差があるようです

 

もりそばを食べる際に薬味をどのように使いますか?この部分は個人差があるようです。
めんつゆに薬味を入れる人、薬味はそばの上に乗せて食べるという人、そばを食べる時に薬味は使わず、そば湯の時に使うなど色々な違いにこだわりを感じます。

 

そば通の人は食べるスピードが速い

 

そばが好きな人は、そばが出来てから食べるスピードが速いなと思う事があります。
おそばは、ゆであがってから時間が経過するごとにコシの良さが衰えていく食べ物です。
おいしいうちにそばを食べる!そんな思いから食べるスピードが速くなっているのかもしれません。

 

シメは蕎麦湯をいただく

 

そばを食べ終わった後に蕎麦湯をもらうそば通の人が多いです。そばのゆで汁になるのですが、そばの栄養ともいえるルチンやビタミン類も含まれているので実は栄養があるのです。
残っためんつゆで割ったり、薬味を使って蕎麦湯を味わう人が多いです。
蕎麦湯が出てこない時は蕎麦湯があるか聞いてみると出してもらえます。

そばの食べ方はご自由に!

そば通と呼ばれる人たちのそばの食べ方についてご紹介しました。
見ていて「あ!この食べ方はなんか変わる気がする!」と思ったり、「この食べ方は自分もやっている!」と思った部分もあるかもしれません。
ある意味、おそばが好き、おそばにこだわりを持っているなど、個人差がありますので、食べ方について決まったマナーや作法などは特にありません。
自分なりに好みの食べ方で良いと思います。

 

おいしいおそばを食べるなら越前十割そばがおすすめです

おそばについて色々な食べ方を見ているとおいしいおそばが食べたくなってきました。
おそばは風味が良い十割そばがおすすめです。
永平寺そば極では希少な『永平寺町産玄そば』を甘皮ごと挽いた挽きぐるみのそば粉を使用しています。
そばの風味を最大限に生かすため、通常よりも収穫時期を遅らせて完熟になってからの収穫、製粉です。
この方法だと収穫量自体も減るのですが、そば粉の風味重視で作っています。
永平寺そば極の「永平寺そば手打ち十割生そば」は通販で購入可能です。
ご自宅で十割そばの風味豊かな味わいをお楽しみください。

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