美容と健康にとっても良い⁉そばの秘密

蕎麦には健康を維持するうえで大切な働きをする栄養素が多く含まれています。他の主食と比べても栄養価が高い「そば」の成分をご紹介します。

 まず、食品のなかで「そば」だけに含まれる特有の栄養成分が「ルチン」です。この成分は、①血管を丈夫にする、②老化を防ぐ、③ビタミンCの吸収を促進する、様々な効果があり、脳梗塞や心臓病などの血栓が原因となる病気の予防に効果的です。ちなみに、そば1人前で一日に必要なルチンを摂取することができます。そして、ルチンはそばの持つ重要な美容成分でもあります。ルチンは毛細血管の発達を促進させて、皮膚への栄養供給を活発にさせます。その結果皮膚の血流が良くなり、新陳代謝が促進され、新しく皮膚が生まれ変わるのを助けます。またルチンのもつ抗酸化作用により、皮膚の弾力性を高め、シワの大きさや数を減少させる効果が報告されています。ルチンにはたくさんの効果があるのです。

 他にも、疲労回復に効果があるビタミンB1、B2が米や小麦の2〜3倍ととても豊富で、体全体の抵抗力を高めてくれるため、これからの時期、夏バテの防止にも効果があるといえます。特にビタミンB2は、主に皮膚や粘膜の健康維持を助ける働きをするビタミンで、糖質、タンパク質、特に脂質を体内でエネルギーにするなどの代謝を支える重要な働きをしています。ビタミンB1が糖質の代謝に関わるのに対して、ビタミンB2は特に脂質の代謝を助け、皮膚や粘膜、髪、爪などの細胞の再生に役立ちます。活発に活動し、エネルギーをたくさん消費する人ほどビタミンB2はたくさん必要になります。また、そばには血液や筋肉をつくる良質なたんぱく質も多く含まれており、そばはまさに理想的な栄養バランスをもつ食品です。そして、蕎麦の茹で汁である蕎麦湯(そば湯)には、茹でる際に流出した栄養素が含まれており、飲むことをお勧めしています。

 そばにはこのように様々な健康効果がありますが、ダイエットにも有効な成分が含まれています。炭水化物はダイエットに不向きであると考えられており、蕎麦もその炭水化物のひとつです。しかし、炭水化物は糖質と食物繊維で構成されていて、蕎麦は炭水化物の中でも食物繊維が多く含まれているという特徴があります。同じ炭水化物であるうどんやパンは小麦粉から作られていますが、蕎麦は食後の血糖値上昇を防ぐ”低GI食品”であるそば粉が主な原料です。市販されている全粒粉でできていますと書かれているものも、一部だけ全粒粉を使って、多くが精製されたものだったりすることもありますので成分表をよく見てみてくださいね。お蕎麦の中でも、蕎麦粉の含有率が大きいものは、比較的気軽にとれる低GI食と言えます。「永平寺そば極オンラインショップ」にはグルテンフリーの十割蕎麦(十割そば)がございますので、ぜひお試しください。

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そして、そばにはビタミンB1が多く含まれおり、ビタミンB1は糖質の代謝を促す働きをしますので、糖質を効率よくエネルギーに変えてくれます。また、そばに含まれる消化酵素により消化が促進されるため、体内の代謝酵素が活発に働き、自然と痩せやすい身体に近づいていくことができます。そして、そばにはダイエットの際に積極的に摂りたいたんぱく質が豊富に含まれています。筋肉はたんぱく質でできているため、ただ単に摂取カロリーを減らした食事だと、筋肉が分解され代謝が悪くなりダイエットの効率が悪くなってしまいます。エネルギー源としても欠かせず、生きていくうえで積極的に摂り入れなければならない栄養素となっています。その為、ダイエットの際にたんぱく質の摂取は非常に重要であり、そばはうどんの1.5倍以上のたんぱく質を含んでいる食材なので、ダイエットをする際には適した食材だと言えます。

 このように、蕎麦はルチンをはじめとしてビタミンやミネラルを豊富に含んでいる食品です。特にルチンは穀物では蕎麦だけに含まれているものです。ミネラルやビタミンも主食となりうる食材との比較においては豊富に含まれています。ご飯を食べる中で数回に1回そばに置き換えて、肉や野菜もバランスよく食べることで、健康で美しい体づくりにつながります。ぜひ、蕎麦を日々の食生活の中に取り入れてみてください。そして、蕎麦を食べるのであれば、グルテンフリーで、より蕎麦の風味が感じられ、より健康的である「永平寺そば極 手打ち十割蕎麦」をぜひお試しください。

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