そばとうどん、どっちを食べる?迷った時はそばをおすすめする理由

日本には、ラーメンやうどん、そばなど、さまざまな種類の麺類があります。

その中でも、蕎麦とうどんは、日本人に人気の麺類です。

 

蕎麦は、そば粉を100%使用して作られた麺で、香り高く、コシのある食感が特徴です。

また、食物繊維やビタミンなどの栄養素が豊富に含まれています。

 

 

 

うどんは、小麦粉を100%使用して作られた麺で、コシがあり、食べ応えがあります。また、小麦の甘みと風味が特徴です。

 

 

蕎麦とうどんは、どちらも日本人に愛されている伝統的な麺料理ですが、それぞれに特徴があり、どちらにも魅力があります。

どちらも美味しいですが、原料や栄養価に違いがあり、好みや目的によって選ぶものが変わってきます。

 

そこで今回は、蕎麦かうどん、どちらを食べようか迷っている時に、参考にしていただきたいポイントをいくつかご紹介します。

 

 

まずは、原料の違いです。蕎麦はそばの実を、うどんは小麦粉を原料としています。ゆでた状態でのカロリーや糖質の違いは、以下のとおりです。

 

100gあたりのカロリー と糖質 

そば

131.9kcal |24.0g 

うどん

104.9kcal |20.8g 

※参考:日本食品標準成分表

 

 

このように、うどんの方がカロリーと糖質が低いと言えます

 

そばとうどんは、原料や製法が異なるため、カロリーや糖質にも違いがあります。

ただし、どちらも食べ過ぎるとカロリーや糖質の過剰摂取につながるため、適量を守ることが大切です。

 

健康面やダイエットを意識する方は、1食あたりの量を150g程度に抑え、トッピングも工夫するとよいでしょう。

 

 

そばとうどんのGI値の違い

 

食後の血糖値が気になる人であれば、そばとうどんのGI値(※)の違いにも注目してほしいと思います。

グリセミック・インデックス

GI値とは、食後血糖値の上昇度を示す指数です。

数値が高いほど血糖値が上がりやすい食品と考えてください。

 

血糖値が高くなると、インスリンというホルモンが分泌されます。

インスリンは血糖値を下げる働きがありますが、脂肪合成を促進し、脂肪分解を抑制する働きもあるため、

急激に血糖値を上げるのは避けた方が良いでしょう。

 

主食として食べられる機会が多い食パンは95、精白米は88とGI値は高めです。

 

うどんとそばのGI値は、以下の通りです。

 

 うどん ・・・85

 そば  ・・・54

 

このように、うどんの方がGI値が高く、そばの方がGI値が低いことがわかりますね。

つまり、そばは血糖値が上がりにくい食品ということになります。

 

 

そばはタンパク質が豊富な食品

 

私たちの体にとって必要となる三大栄養素。

そのひとつであるたんぱく質は、筋肉や骨、内臓などの材料となる重要な栄養素です。

また、代謝を高める働きもあるので、ダイエットや健康維持にも欠かせません。

 

そばは、ヘルシーで栄養豊富なイメージがありますが、実はたんぱく質も豊富に含まれています。

ゆでそば100gあたりのたんぱく質は4.8gと、うどんの2.6gを大きく上回ります。

 

たんぱく質の栄養価を表すアミノ酸スコアでは、そばは90、うどんは40と、

そばの方が良質なたんぱく質を多く含んでいることがわかります。

 

アミノ酸スコアとは、必須アミノ酸をどれだけバランスよく含んでいるかを示す指数です。

100に近い数値であるほど理想的です。

 

このように、そばはうどんに比べてタンパク質の含有量が多く、アミノ酸スコアも高いため、

良質なたんぱく質を摂取できる食品といえるでしょう。

 

 

そばに含まれる栄養素

 

そばは精製せずに挽くため、栄養価が高いという特徴があります。

そばに含まれる栄養素は、以下のとおりです。

 

ビタミン類:

ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、

ビタミンE、ナイアシン、パントテン酸、葉酸

 

ミネラル類:

カリウム、マグネシウム、リン、鉄、

亜鉛、銅、マンガン、セレン

 

食物繊維:

3.5g(100gあたり)

 

ビタミンB1は、糖質の代謝を助ける働きがあり、疲労回復に効果的です。

ビタミンB2は、エネルギー代謝を助ける働きがあり、皮膚や粘膜の健康維持に役立ちます。

ビタミンEは、抗酸化作用に役立ちます。

 

カリウムは、体内の余分な塩分を排出する働きがあり、高血圧の予防に効果的です。

マグネシウムは、骨の形成、筋肉の働きを助ける働きがあり、疲労回復に役立ちます。

リンは、骨や歯の形成に必要な栄養素です。鉄は、赤血球の材料となる栄養素で、貧血の予防に効果的です。

 

このように、そばはビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富に含まれており、

健康に役立つ栄養素をバランスよく摂取できる食品といえます。

 

 

 

ルチンは意識して摂りたい栄養素

 

そばには、ルチンという栄養素が含まれています。

 

ルチンは、血管の修復や毛細血管を強くして血流を良くする働き、そして血圧を下げる働きがあります。

ルチンは、ビタミンCと相性が良いため、一緒に摂取することで、コラーゲンの生成をサポートする働きや、

ビタミンCの吸収を促進する働きが期待できます。

 

ルチンは、そばのほかに、ブロッコリー、玉ねぎ、レモン、赤ピーマンなどに多く含まれています。

 

ルチンを効率よく摂取するためには、ビタミンCと一緒に摂取することが大切です。

大根おろしにもビタミンCが含まれているため、越前おろしそばは理にかなった食べ方と言えるでしょう。

その他、青ネギなどのビタミンCを多く含む食材を一緒に摂るとよいでしょう。

 

 

そば湯とうどん湯、栄養価の違いと普及の理由

 

そばとうどんは、どちらも日本を代表する麺類ですが、そば湯はよく飲まれるのに、うどん湯はほとんど飲まれません。

その理由は、そば湯には栄養が豊富に含まれているのに対し、うどん湯にはほとんど栄養が含まれていないからです。

 

そばは、ビタミンやルチンといった水溶性の栄養素を多く含んでいます。

ゆでる調理では、これらの栄養素がゆで汁に流れ出てしまいます。

そのため、そばを茹でた後のそば湯にも栄養が豊富に含まれているのです。

 

そば湯は、消化を助ける効果があるとも言われており、昔の書物『蕎麦全書』にも、

「そば湯を飲むと消化が良い」という記述があります。

そば湯は、多くの蕎麦屋さんで飲むことができます。

 

 

一方、うどんは、そばに比べて水溶性の栄養素がほとんど含まれないため、

ゆで汁に流れ出る栄養素も含まれないと考えられます。

 

また、うどんを打つ際に塩分が含まれているため、ゆで汁にも塩分が多く含まれてしまいます。

そばは、打つ際に水だけで打ちます。塩は加えていないため、そば湯に塩分が含まれることはありません。

栄養面、健康面においてもそば湯の方が優れていると言えるでしょう。

 

 

そば湯の楽しみ方

 

そばを茹でたときに出る茹で汁は、そば湯と呼ばれます。

そのまま飲むと、そばの香りや風味をダイレクトに味わうことができます。

多くの方は、残っためんつゆで割って飲んだり、ワサビなどの薬味をプラスしてより美味しく楽しまれているようです。

 

そば湯をアレンジは、大きく分けて2つあります。

 

1.めんつゆで割って飲む

定番の楽しみ方です。めんつゆの甘みや塩味とそばの風味が合わさって、

より美味しくいただけます。めんつゆの量はお好みで調整してください。

 

2.薬味をプラスして飲む

ワサビや七味唐辛子、天かすなど、お好みの薬味をプラスすると、

味にアクセントがついてさらに美味しくいただけるのでおすすめです。

ワサビの辛味がそばの風味を引き立て、七味唐辛子のピリッとした辛味が食欲をそそります。

天かすは、そばののどごしをよくしてくれます。

 

その他にも、お好みの具材をプラスしてアレンジするのもおすすめです。

例えば、刻んだネギやわかめ、卵などを入れると、より栄養価が高くなります。

また、冷やしそばに添えて、冷たいそば湯を楽しむのもおすすめです。

 

皆様のお好みの楽しみ方で、余すことなくそば湯を堪能してください。

 

 

消化の良さはうどんが優れている

そばのメリットばかりお伝えしましたが、もちろん、うどんにも優れている点があります。

 

そばは食物繊維の量が多く栄養価が高いといった特徴があります。

一方、うどんは食物繊維の少ない麺ですが、消化に時間がかかりません。

そのため、消化の良さを重視するのであれば、うどんの方がおすすめです。

 

 

ただし、そばには食物繊維が多く含まれるため、腸内環境を整える効果があります。

消化の良さだけでなく、腸内環境を整えたい場合は、

そばに大根おろしやとろろなどの消化酵素を多く含む食材を添えて食べるようにすると、消化をサポートしてくれます。

 

 

「越前おろしそば」は、味と栄養の“至高”

 

そばとうどんについて比べてみると、そばは栄養豊富でメリットが多いことがわかりました。

ただし、そばもうどんもカロリーが高めですので、食べすぎには注意が必要です。

 

本格的なおいしさを追求するのであれば、越前そばがおすすめです!

越前そばは、福井県の郷土料理として知られる、殻ごと挽いた挽きぐるみで作ったそばです。

香り豊かで、コシがあり、食べ応えのあるのが特徴です。越前そばの魅力は、なんといってもその本格的な味わいです。

殻ごと挽いたそば粉を使うことで、そば本来の香りと風味を最大限に引き出すことができます。

 

 

また、コシのある麺は、噛み応えがあり、満足感を与えてくれます。

さらに、先述したように、越前そばは栄養価も高いのが特徴です。

 

本格的な味わいと栄養価の高さを兼ね備えた越前そばは、まさに逸品です。ぜひ、一度ご賞味ください。

 

 

 

永平寺そば 極では、福井県のソウルフードともいえる越前そばをお取り寄せできます。

中でも「越前おろしそば【手打ち十割生そば】」は、辛味大根がついてくる人気セットです。

そばの風味と辛味大根のさっぱりとした味わいが絶妙にマッチします。

 

また、そばを茹でた後のそば湯も一緒に楽しめます。

そば湯には、そばの栄養が溶け出しているので、そばと一緒に摂取することで、より栄養価の高い食事になります。

 

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